中央宝石研究所(CGL) ダイヤモンドの鑑定書を詳しく読んでみる!

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2013年10月23日

中央宝石研究所(CGL) ハートアンドキューピッド

中央宝石研究所(CGL)の鑑定書の読み方を、詳しくご説明いたします。

まずはダイヤモンドの基本、4Cについて

今日は久しぶりにダイヤモンドの鑑定書について書きます。
鑑定書にはダイヤモンドの品質が書かれています。

いわゆる【4C】という物です。
●Carat(ダイヤモンドの重さ)
●Color(ダイヤモンドの色)
●Clarity(ダイヤモンドの透明度)
●Cut(ダイヤモンドの形)

IZURUは以下の4Cの基準を満たしているダイヤモンドをお薦めしています

●Carat(ダイヤモンドの重さ)-0.3ct以上が良い
●Color(ダイヤモンドの色)-D・E・Fが良い
●Clarity(ダイヤモンドの透明度)-VS2以上が良い
●Cut(ダイヤモンドの形)-Excellent(エクセレント)が良い

そして、このダイヤモンドの品質を鑑定する会社は、有名なところで3つあります。

1.GIA(アメリカ合衆国)
2.中央宝石研究所(日本)
3.AGTジェム・ラボラトリー(日本)

今回は、遠くロシアから0.734ctのダイヤモンドを使った婚約指輪のご注文を承りました。

その際、鑑定書を中央宝石研究所に依頼しました。
その鑑定書が完成したので、画像をアップしておきます。

※通常、IZURUはGIAの鑑定書を添付しています。

中央宝石研究所(CGL) ダイヤモンド 鑑定書 全体像

まず、これが鑑定書の全体像です。
GIAに比べて大きいのが特徴です。

中央宝石研究所(CGL) ダイヤモンド 鑑定書 4C

次に一番大事な【4C】の部分。
ここでは【0.734 F VVS1 Excellent】と書かれています。
中央宝石研究所(CGL) 研磨状態 対称性 3エクセレント

次に研磨状態と対称性がExcellentになっている部分。
Cut(カット)がExcellent、研磨状態がExcellent、対称性がExcellent、この3つが揃うと3Excellent(トリプル・エクセレント)になります。

最後にダイヤモンドの蛍光性。
この部分はNONEかFAINTになっていれば良い、とお考えください。
蛍光性については、また改めて書きます。

中央宝石研究所(CGL) ダイヤモンド 写真

そして、鑑定書の右側、中央宝石研究所は丁寧にダイヤモンドの写真が掲載されています。

中央宝石研究所(CGL) ダイヤモンド カット エクセレント

そして、プロポーションの部分では、自動測定器でダイヤモンドの形を正確に計測しています。
ダイヤモンドは天然の物なので、それぞれ形が異なります。
「だいたい、このプロポーションならばエクセレントです」という目安があって、それを元にCut(カット)の鑑定がされています。

中央宝石研究所(CGL) ダイヤモンド ハートアンドキューピッド

さらに、日本国内のみ【ハートアンドキューピッド】の鑑定があります。
よく勘違いされますが、鑑定書では【4C】が一番大事です。
【ハートアンドキューピッド】はオマケのような物とお考えください。

中央宝石研究所(CGL) ハートアンドキューピッド

光を当てると、【ハートアンドキューピッド】は写真のようにハートと矢の形が現れます。
これが【ハートアンドキューピッド】です。

中央宝石研究所(CGL)は日本で信頼されている鑑定機関です。
普段はGIAの鑑定書を使っているので、ご紹介の記事を書いてみました。

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