婚約指輪のオーダーメイド。東京都文京区のI様 アンティークなデザイン
2013年6月20日
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■東京都文京区にお住まいのI様
■価格 298,000円(税込)
■ダイヤモンド(中心) 0.33ct E VVS1 3Excellent
■ダイヤモンド(両脇) Total 0.07ct 直径1.0ミリ×16個
■素材 プラチナ Pt900 0.73グラム K18 3.48グラム
■製作期間 3ヶ月
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大学のサークルの後輩から、婚約指輪のご注文を承りました。
後輩は5歳年下の女性です。
後輩は婚約指輪と結婚指輪の専門誌を持って、IZURUの南青山店に来ました。
色々な希望を聞きました。
どちらかというと、IZURUは王道のデザインを好み、商品を設計しています。
ただ、若い女性には繊細でアンティークなデザインも好まれています。
これらの指輪を見て、それらを元に新たにデザインを考えました。
ダイヤモンドを留める部分はプラチナ、指輪の腕の部分はK18で設計しています。
中心のダイヤモンドは【0.33ct E VVS1 3Excellent】です。
その周りに直径1.0ミリのダイヤモンドを16個留めています。
今回は、ダイヤモンドを留める部分とゴールドの部分を、二つに分けて製作しました。
中心の0.33ctは高い位置に留めて、周りのダイヤモンドに埋もれないように設計しています。
直径1.0ミリのダイヤモンドは外側に向けて傾け、0.33ctのダイヤモンドに限界まで寄せています。
こうすることによって、花のようなデザインしています。
この部分はとても重要です。
同じようなデザインの指輪は多いですが、ダイヤモンドの位置や角度を少し変えるだけで印象が大きく異なります。
ゴールドの指輪の腕は耐久性を上げるために厚く作っていますが、幅は細めにシャープルに作ることによって、繊細なデザインにしています。
そして、ゴールドの表面をヤスリで【つや消し】にしています。一部分は【つや】を残しています。
こうすることによって、鮮やかなコントラストをつけています。
また、横から見ていただくと分かりますが、プラチナの台座が宙に浮くように2点の接点で組み合わせています。
この部分はプラモデルのように凸凹することによって、耐久性を上げています。
いかがでしょうか。
時代の流れに合わせながら王道のデザインを貫く、そんな婚約指輪を作ることが出来たと思います。