結婚10周年プレゼント エタニティリング 頑張った自分へのご褒美!
2014年3月25日
結婚10周年を祝って、10個のダイヤモンドを使ったエタニティリングです。
山口県周南市にお住まいのH様からご注文いただいた、10個のダイヤモンドを使ったエタニティリングです。
ダイヤモンドの直径は2.6ミリ、合計で0.69カラットです。カラーはF、クラリティーはVS1~VS2、カットはVery Goodを基準にしています。通常の使っているダイヤモンドより少し品質を下げることによって、価格を抑えました。
直径2.6ミリは、メレダイヤモンドの中で一番大きいサイズです。このダイヤモンドを使うことによって、少ない数のダイヤモンドでも豪華に見えます。
スペック
- 山口県周南市のH様
- 298,000円(税込)
- サイズ 11号
- ダイヤモンド 直径2.6ミリ×10個 【F VS1~VS2 Very Good】
- 製作期間 2ヶ月
レール留めのエタニティリングは、シンプルだからこそ難しい。
今まで、多くのレール留めのエタニティリングを製作してきました。
レール留めはシンプルなデザインですが、美しいレール留めを作るのは、意外に難しいです。
以下のポイントが大事です。
- ダイヤモンドのサイズを揃える
- なるべくレールが被らないように、ダイヤモンドを留める。
- 正確に原型を設計する。
まず、ダイヤモンドのサイズを揃えるについて。
例えば、直径2.60ミリに設計してレール留めの原型を製作すると、許される誤差の範囲は2.60ミリ~2.65ミリです。
0.05ミリだけしか誤差が許されません。
もちろん、2.60ミリ~2.70ミリのダイヤモンドでも留めることは可能ですが、レールの部分が歪みやすくなります。
そのため、なるべく直径の誤差は0.05ミリの範囲に収まるように選別しています。
次に、石留めについて。
当たり前ですが、レールがダイヤモンドに大きく被った方が、作業は楽です。
でも、大きく被るとダイヤモンドの見える範囲が狭くなり、輝きにくくなります。
以下、ハリー・ウィンストンとティファニーのレール留めのエタニティリングです。
丁寧にダイヤモンドを留めていることが、よく分かります。
さすがトップブランド、とても美しいですね。
■ハリー・ウィンストン
■ティファニー
このように、レール留めの石留めはとても繊細な作業です。
最後に原型について。
そもそも、原型がきちんと設計されていないと、美しいレール留めのエタニティリングを作ることは出来ません。
レール留めのエタニティリングは、爪ではなく両側の板の部分でダイヤモンドを留めます。
先ほどの内容と重複しますが、ダイヤモンドにレールの部分が大きく被ってもダメですし、被る部分が少なすぎるとダイヤモンドが外れてしまいます。
このバランスを上手く取らなくてはいけません。
原型を正確だと、後の作業がとても楽です。
だから、原型の製作にはとても気をつけています。
まとめ シンプルなデザインのエタニティリングほど、気をつけて製作しています。
今日の文章を見返してみると、「いつもと変わらないことを書いているな」と感じます。
レール留めのようにシンプルなデザインの指輪は、当たり前のことの積み重ねが大事です。
レール留めのエタニティリングを選ぶ際の参考にしてください。