お客様のお守りとして 鍛造でレール留めのフルエタニティリングを製作
神奈川県のお客様 鍛造のフルエタニティリング
■神奈川県のお客様
■338,000円 税込
■フルエタニティリング
■指輪のサイズ 3号
■工法 鍛造(たんぞう)
■ダイヤモンド 直径1.7ミリ 合計0.55ct 29個
■K18 イエローゴールド
■製作期間 2ヶ月
ご家族が遺した大切なお金で、お守りのフルエタニティリングを製作しました
久しぶりのオーダーメイドの投稿です。
ご注文がとても多く、更新をサボっていました。
お許しください。
色々と記録が残っているので、順次、Webサイトにアップします。
神奈川県にお住まいの20代の女性からご注文を承りました。
2022年4月に受注、2022年6月に納品。
他のオーダーメイドと比べると、短い期間で製作しました。
ご家族が遺したお金でフルエタニティリングをご注文なさる旨を伺いました。
結婚指輪や婚約指輪としてではなく、お守りとして指輪をお使いになるとのこと。
特別な想いが込められたご注文なので、気が引き締まります。
サイズは3号、ピンキーリングとしてお使いになるようです。
① デザインはレール留め
② 指輪の幅は2.4ミリ前後
この2つがお客様のご希望です。
幅2.4ミリのレール留めの場合、十分な強度があるか、ダイヤモンドが美しく見えるのか。
これらをどうやってクリアするか、が大事なポイントです。
鋳造(ちゅうぞう)だと少し厳しいかなと考え、鍛造(たんぞう)に相談しました。
鍛造は金属を切削して作るので、レール留めのエタニティリングに向いていると考えたからです。
「レール留めでフルエタニティリングを作ることができる」ことを確認し、製作を開始しました。
IZURUにとって初めての試みです。
鍛造でエタニティリングを作る場合、ダイヤモンドの寸法はすごくシビアです。
今回、ダイヤモンドの直径は1.70ミリ~1.72ミリを基準に選んでいます。
※鍛造(たんぞう)は融通が利かない工法で、制約が多いです。
ここまで寸法を絞ると、使うことができるダイヤモンドが極端に少なくなってしまいます。
そこで、このエタニティリングのため、新たにダイヤモンドを仕入れました。
合計0.55ctのダイヤモンドを使っていますが、2倍以上のダイヤモンドを取り寄せ、一つずつ丹念に品質と寸法を確認し、29個のダイヤモンドを選びました。
全力を尽くし、ダイヤモンドを選び終えた後は、グッタリしていました。
期待に応えることができたと思います。
お客様のお守りとして、末永くお使いいただけたら幸いです。