アール・デコな婚約指輪 0.45ct エメラルドカットを横向きに!
山梨県のお客様 エメラルドカット 婚約指輪
■山梨県のお客様
■418,000円 税込
■エメラルドカット 0.45ct E VVS1 None
■指輪のサイズ 6.5号
■K18 イエローゴールド
■製作期間 3ヶ月
エメラルドカットを横向きに留めた婚約指輪、アール・デコなデザインです。
※忙しくて書いていなかった過去の事例を、少しずつサイトにアップします。
2021年2月、お客様は甲府本店にお越しになりました。
横向きにダイヤモンドを留めるデザインが成立するのは、エメラルドカットだけかもしれません。
丸いラウンドのダイヤモンドは縦も横もありませんし、プリンセスカットもほぼ正方形なので縦と横がありません。
オーバルカットやクッションカットは横向きにできますが、そのようなご希望はごくわずかです。
エメラルドカットは横向きに留めるデザインが似合います。
カットの仕方もクラシカルでアール・デコな印象なので、今回のような幾何学的なデザインによく似合います。
幾何学的と書くと分かりにくいですが、簡単に言うとカクカクした図形のようなデザインです。
エメラルドカットを留めている位置も低く、結婚指輪のように毎日の生活の中で使いやすいです。
毎回、新しい原型を作っています。
よく製作するデザインなので、作るのは簡単だと思われるかもしれません。
確かに、慣れているので簡単な部類に入りますが、その都度、新たに原型を作っています。
なぜか。
①エメラルドカットの寸法はそれぞれ違うから。
②お客様の指輪のサイズもそれぞれ違うから。
エメラルドカットは同じ重さでも縦・横・厚さの寸法が違います。
あと、厳密に言うと角の切り方も違います。
また、お客様の指輪のサイズもそれぞれ違います。
そのため、新たに原型を作った方がスムーズに仕事が進み、美しく仕上がります。
逆に言うと、エメラルドカットの寸法が同じで指輪のサイズも同じ原型が既にあったら、新たに原型を作る必要はありません。
爪の先端は鋭く尖らせ、腕はヤスリでつや消しの加工をしています。
いつもと同じように、慎重に爪の先端を尖らせます。
こういう部分に職人の腕の差が表れます。
腕の部分はヤスリでつや消しの加工をしています。
こちらもいつもと同じですね。
婚約指輪は美しく仕上がりました。
末永くお使いいただけたら幸いです。