婚約指輪 0.51ct D VVS1 3EX カルティエのスタイルで婚約指輪を製作しました。
婚約指輪のスペック・価格
■山梨県のお客様
■958,000円(税込)
■中心 ダイヤモンド 0.51ct D VVS1 3Excellent
■両脇 ダイヤモンド 合計0.43ct 19個
D~F
VVS1~VS1
■Pt950 プラチナ
■製作期間 3ヶ月
山梨県のお客様のために婚約指輪を製作しました。
2回目のご注文です。
1回目はお二人のために結婚指輪を製作しました。
2019年9月に婚約指輪を受注して、2019年12月末に完成しました。
ジュエリーに詳しい人が見れば分かると思いますが、カルティエのスタイルの婚約指輪です。
ただ、カルティエは独自の美しさがあり、弊社とは仕上がりが違います。
今回はカルティエのスタイルを踏まえながら、色々と変更しています。
日本人に似合う、使いやすい婚約指輪に仕上がりました。
0.51ct D VVS1 3EXの高い品質のダイヤモンドを中心に使っています。
ジュエリーに詳しい方ならば、ダイヤモンドの品質が高いことをお分かりいただけると思います。
ダイヤモンドの美しさを活かすように、中くらいの大きさの爪で留めています。
両脇に合計18個、0.1ミリずつ寸法を変えて美しい流線型に仕上げています。
2.1ミリから1.5ミリまで、0.1ミリずつ寸法を変えてダイヤモンドを配置しています。
正直、ダイヤモンドを用意するのに時間がかかります。
ただ、細かくダイヤモンドの寸法を変更した方が美しくなるので、このような繊細な設計になりました。
両側のダイヤモンドの裏側、刻印を入れるため穴を埋めています。
まず、大きな違いはダイヤモンドの裏側の穴です。
下の画像を見てください。
ダイヤモンドの裏側の穴を埋めています。
裏側の穴を埋めることによって、長い刻印を入れることが出来る、着け心地がよくなる、などのメリットがあります。
これはケースバイケースで、弊社がハーフエタニティリングを製作する際は、ダイヤモンドの裏側の裏側に穴を開けることが多いです。
彫り留めではなく、爪留めを採用しました。
これも両側のダイヤモンドの部分です。
断定は出来ませんが、カルティエは彫り留めでダイヤモンドを留めていると感じました。
※もしかしたら、私の判断は間違っているかもしれません。
今回、弊社はダイヤモンドとダイヤモンドの距離を正確に配置したいと考えたので、爪留めを採用しました。
また、爪の本数を通常の半分に設定しています。
爪の数が多い方が強度は高くなりますが、ダイヤモンドとダイヤモンドの距離が離れてしまいます。
こういうデザインの場合、ダイヤモンドの距離はなるべく詰まっていた方が良いです。
今回はデザインの美しさを重視しました。