ラウンドブリリアント×ハローリング|0.30ct E VVS1 3EXが映える婚約指輪
2015年に製作されたハローリング
この婚約指輪は、2015年に東京都板橋区のY様のご依頼で製作されました。
IZURUの技術力とデザイン性を象徴する作品であり、創業から7年が経過した当時、ブランドのスタイルが確立されたことを示す代表的な事例です。
スペックと価格
お客様: 東京都板橋区
価格: 318,000円(税込)※2015年当時
中心ダイヤモンド: 0.30ct E VVS1 3Excellent None
メレダイヤ: 両脇:直径1.5mm、ヘイロー部分:直径1.1mm(合計0.25ct)
金属: プラチナ Pt900
製作期間: 約2ヶ月
デザインの特徴と技術的なこだわり
洗練されたシルエット
この指輪の最大の特徴は、中心のダイヤモンドが高く突き出ることなく、全体の高さを抑えたバランスの良いシルエットです。
ハリーウィンストンの「ラウンドカット・マイクロパヴェ・リング」と比較しても、その違いは明らかです。
実用性と美しさを両立させた、IZURUならではの設計思想が反映されています。
絶妙なメレダイヤの配置
両脇には直径1.5mmのメレダイヤを配置し、程よい存在感を演出。
中心石を囲むヘイロー部分には、直径1.1mmのメレダイヤを隙間なく敷き詰め、繊細で美しい光の輪を形成しています。
高度な石留め技術
ダイヤモンドはマイクロパヴェセッティングで留められており、爪の存在を最小限に抑えています。
熟練の職人の手により、滑らかな指あたりと高い耐久性を実現し、日常使いにも安心です。
ダイヤモンドの品質について
この作品で使用されたダイヤモンドは、当時としては非常に稀な高品質なものです。
・Eカラー: ほぼ無色透明で、最上級の色味
・VVS1クラリティ: 10倍拡大でも内包物の発見が困難なほど高い透明度
・3Excellent: プロポーション・研磨・対称性すべてにおいて最高評価
・None蛍光性: 自然光下で最もクリアな輝きを放つ特性
当時は今ほど物価が高くなく、これほど高品質なダイヤモンドをこの価格帯でご提供できたのは、ある意味「時代の恩恵」でした。
現在の「Halo 0.30ct プラチナ」への継承
この作品は、現在販売中の「婚約指輪 Halo 0.30ct プラチナ」の原型でもあります。
以下の要素が引き継がれています:
- 美しいシルエットとプロポーション
- マイクロパヴェによる石留め技術
- 実用性と上品さのバランスを意識したデザイン思想
一方で、両脇のメレダイヤは直径1.5mmから1.3mmに変更され、より華奢で洗練された印象に進化しています。
制作者のコメント
「この指輪を見返すと、とても懐かしい気持ちになります。
IZURUは2008年に始まりましたが、2015年の時点でスタイルが確立していたことが分かります。
ダイヤモンドの配置、石留め技術、全体のバランスなど、よく練られたデザインだと自負しています。
10年経った今でも、この指輪の美しさはまったく色褪せません。むしろ時間が経つほど、価値が実感できるようになりました。」
時代背景と価値
2015年当時は、現在ほど物価が高騰していなかったため、318,000円という価格で【E VVS1 3Excellent None】という最高品質のダイヤモンドを使用することができました。
現在同等の品質で制作する場合、価格は大幅に上昇します。
この作品は、価格と品質のバランスが取れた、非常に価値のある婚約指輪といえます。
関連商品のご紹介
この作品をベースに、改良を加えた「婚約指輪 Halo 0.30ct プラチナ」を現在販売しています。
基本的なデザインコンセプトを継承しながら、より洗練されたスタイルに仕上げた最新作です。
→ 婚約指輪 Halo 0.30ct プラチナの詳細はこちら
まとめ
この作品は、IZURUの技術力とデザイン性を象徴する重要な婚約指輪のひとつです。
10年経っても色褪せることなく、今も多くの方にご紹介したいと思える完成度を誇ります。
これからも、IZURUは長く愛される指輪づくりを続けてまいります。