宮城県仙台市のH様。ツヤ消し仕上げのプラチナの上にV字のプラチナを乗せたメレダイヤモンドの結婚指輪

「他の人とはかぶらないオリジナリティのある指輪が欲しい」と考えている方へ

今回のオーダーメイドでは宮城県仙台市のH様のご要望を最大限に叶えた、オリジナリティ溢れる男性用の結婚指輪を製作しました。
デザインのポイントはプラチナが二層に重なったような立体感のある外観とV字のラインの直線、クロスのように施されたメレダイヤモンドです。

最初にH様からお問い合わせを頂いたときはざっくりとしたイメージの状態でした。
始めにイメージ図を拝見した時点では私も実現が難しいと考えていましたが、何度もメールのやり取りを重ねてお互いのイメージを擦り合わせることで製作が実現しました。

正面はヤスリ・ツヤ消し仕上げのプラチナの上にV字のプラチナが重なっているように仕上げています。
今回のデザインは破綻なく仕上げることが難しかったのですが、陰になる部分のプラチナをツヤ消し仕上げにすることで立体的かつメリハリが出るように構成しました。
正面からと側面から見るので表情が異なるのも、このような指輪の面白いところです。

幅は約5ミリ、厚みも2ミリ近くと通常の結婚指輪よりかなり大きく、重厚感溢れる仕上がりです。
今回はボリューム感重視で製作し、10グラム前後のプラチナを使用しました。
使い勝手重視の場合は、厚さはあと0.2ミリ～0.3ミリくらい薄くし仕上げた方が良いでしょう。

また幅についてですが、H様は9号サイズだったため、太くても5ミリ幅くらいにしておいたほうが使いやすいと考え、この寸法になりました。
お客様の指のサイズによって適した指輪の太さ、デザインは異なります。

難易度の高いデザインだったことと、現在多くのご注文を頂いていて混み合っていることから、製作に5ヶ月を要しました。
H様にはご満足頂き、現在は他のオーダーメイド商品のご相談も頂いているところです。

IZURUのオーダーメイドでは、原型の製作が可能な限りお客様の要望に応える努力をしています。

オーダーメイドと既製品の指輪の大きな違いは、原型を「新たに作る」か「作らない」かの違いです。
本当のオーダーメイドは、原型をゼロから作ることから作業を開始します。
反対に、既製品は既に原型があり、それを元に指輪を作ります。

ですから、時間はかかりますが原型を製作することができれば「専門店のショーウィンドウには無いけれどこんな指輪があったらいいのに…」というお客様の希望を叶えることができます。

通常のラインナップではシルバーサンプルのレンタルをしているので、遠方のお客様でも安心してご購入頂けるように配慮しています。
ただ、オーダーメイドで製作する場合には完成するまで実物を確認することができません。
ですからシルバーで実際の大きさに近いシルバーリングやキュービックジルコニアをお送りして確認して頂きながら、不安のないように進めることを心掛けています。

H様の場合にも、同じ厚さのシルバーリングを見て頂いてボリューム感を確認しています。

「こんなデザインを実現するのは難しいのかな？」と感じた時でもまずはご相談下さい。お客様のイメージを実現するべく、話し合いを重ねていきます。

スペック

■宮城県仙台市のH様
■価格　260,000円（税込）
■幅5.0ミリ～5.5ミリ　厚さ2.0ミリ
■ダイヤモンド　合計0.10ct　21個　直径1.0ミリ
■プラチナ　Pt900
■製作期間　5ヶ月