プリンセスカット 婚約指輪 【0.50ct F VS1】の新作です
2013年3月1日
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■神奈川県川崎市にお住まいのY様
■価格 348,000円(税込)
■中心 プリンセスカット【0.5ct F VS1】
■両脇 直径1.4ミリのダイヤモンド14個 0.15ct
■プラチナ(Pt900) 5.20グラム
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新しいオーダーメイドの婚約指輪が完成しました。
中心に【0.5ct F VS1】のプリンセスカットのダイヤモンドを留めています。
両脇は直径1.4ミリのダイヤモンドを【7個×2=14個】留めています。
中心は0.5ct、両脇は0.15ct、合計で0.65ctとなります。
受注が2012年の12月、完成までに3ヶ月くらいかかりました。
最初にお会いしたときに、お客様が持ってきたティファニーの【ティファニー グレース】と【ティファニー ノヴォ】という商品の写真を拝見しました。
そして、「プリンセスカットのダイヤモンドを使って、他のブランドとは違うIZURUのオリジナルの婚約指輪を作ってください」とオーダーを承りました。
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まず、プリンセスカットのダイヤモンドを使った婚約指輪のデザインは、種類が少なく、どのブランドも大体同じようなデザインになります。
その中でも、ティファニーのデザインのセンスは素晴らしく、ジュエリーに携わる多くの人間が尊敬していると思います。
拝見したデザインも、とても気品があるデザインです。
どこにでもあるデザインですが、細かいところにティファニーのこだわりがあります。
しかし、日本人の視点から見ると、海外のジュエリーは中心のダイヤモンドの位置が高い場所に留められていて、少し使いづらいだろうなという印象がします。
また、横から見たときに卵のようなデザインになっていますが、これについては「もっとシャープなデザインの方が良いかな」と個人的には思います。
私達がプリンセスカットのダイヤモンドを使って婚約指輪を製作すると、ダイヤモンドの位置はもっと低くして、全体のデザインを整えます。
ティファニーと印象は異なりますが、この方が日本人の感覚には合っているような気がします。
指輪の幅ももう少し太い方が、私の好みのデザインです。
そこで、両脇のダイヤモンドは、直径1.4ミリ、指輪の幅は2.2ミリ前後に設定しました。
原型とジュエリーの製作は、技能を競うコンクールで優勝した職人に依頼しました。
普段、両脇のダイヤモンドは【彫り留め】で留めるケースが多いのですが、今回は爪留めで留めています。
とても高い品質に仕上がりました。
また、プリンセスカットを留める爪も丸みを帯びた袋状の爪にしています。
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IZURUの指輪とティファニーの指輪を見比べてみると、最終的なデザインの違いが分かって面白いと思います。
このオーダーメイドの婚約指輪も素晴らしい作品に仕上がりました。
この指輪に興味がある方は、お気軽にご連絡ください。