1カラットの輝きが語る、美しさの本質──プリンセスカットの指輪
プリンセスカットの指輪のスペック・価格
■東京都のお客様
■1,200,000円(税込)
■プリンセスカット 1.00ct G VS2
■両脇 ダイヤモンド 合計0.24ct 直径1.5ミリ 18個
D~F
VVS1~VS1
■K18 イエローゴールド
■製作期間 3ヶ月
美しい。この一言に尽きます。
これは、お客様が納品後にくださった感想の一文です。
ご自分へのご褒美としてオーダーされた、1カラットのプリンセスカットリング。
その仕上がりを前にして、ただ「美しい」とだけ。
ジュエリーというものが、理屈を超えて人の心を打つ瞬間を、私たちは改めて実感しました。
知的で行動力のある女性が選んだ、特別な一本。
2019年8月、一人の女性が南青山店にお越しになりました。
知的で、凛とした雰囲気をまといながらも、気さくで話しやすい方。
今回は「自分へのご褒美に指輪を探している」とのことでした。
IZURUのお客様は決断が早い方が多いのですが、彼女もまさにそのタイプ。
最初の面談は90分。その中で、指輪の方向性が決まりました。
「アームは華奢で、石は大きめが好みです」
初めてのご相談メールにあったこの一文が、デザインの軸になりました。
細く繊細なラインが好き。でも、中央のダイヤモンドはしっかりと存在感があってほしい。
この“真逆のような要望”を叶えるために、いくつかのデザインをご提案し、それぞれの構造や印象の違いをご説明させていただきました。
「違いが分かりません」とおっしゃった言葉も印象に残っています。
写真やスペックだけでは伝わりづらい繊細な違い。
だからこそ、設計意図を丁寧にお伝えし、共に最適な一本を形にしていきました。
両脇に18石のダイヤモンド。華奢で頼もしい印象に。
デザインが固まると、両脇に1.5mmのダイヤモンドを左右に9石ずつ配置することに決まりました。
合計18石のメレダイヤがセンターストーンを引き立て、指元に繊細なきらめきを添えています。
華奢なアームに見えますが、実際にはしっかりとした強度を確保しています。
中心の1カラットのプリンセスカットが大きく見える分、腕が細く錯覚する──その視覚効果も計算に入れた設計です。
まるでフルエタニティリングのように見えるこの設計は、実用性と華やかさを両立したスタイル。
普段使いもできるバランスの良い一本に仕上がりました。
海外から取り寄せた、1.00ct G VS2のプリンセスカット。
お客様のご予算は1,200,000円(税込)でした。
弊社の在庫にあるプリンセスカットではご予算を超えてしまうため、新たにダイヤモンドを海外から探すことに。
当初は、もう少しグレードの低いダイヤモンドを想定していたのですが、「最善を尽くしたい」という思いから、ワンランク上のプリンセスカットをご提案しました。
- プリンセスカット 1.00ct G VS2
- 両脇メレダイヤモンド 合計0.24ct(D〜F/VVS1〜VS1)
- K18イエローゴールド
- 製作期間 3ヶ月
Gカラーの透明感と、イエローゴールドの温かみが調和し、独特の奥行きを生んでいます。
カット面がシャープなプリンセスカットだからこそ、このコントラストが美しく映えるのです。
拡大写真で見ても、インクルージョンやキズはほとんど見えません(※ホコリはご容赦ください)。
ダイヤモンドの品質が悪ければ、どんなに工夫しても格調高く仕上がりません。
逆に言えば、品質が伴えば、指輪は間違いなく美しくなります。
「この指輪に追いつけるように、また頑張ります」
指輪をお渡ししたその夜、お客様からメールが届きました。
美しい。この一言に尽きます。
ダイヤモンドの魅力にもっと夢中になってしまいました。
この指輪に追いつく自分になれるよう、また日々頑張ります。
ジュエリーは、ただの装飾品ではありません。
ときに、人に自信を与え、背中をそっと押してくれる。
このような“象徴”として選ばれることに、私たちは深い喜びを感じています。
人生の節目に、自分を労うご褒美を。
誰かに贈るのではなく、自分のために贈る。
そんな「心あるご褒美」として、このプリンセスカットリングを選んでくださったことに、心から感謝しております。
もしあなたが、人生のある節目に、何か本当に価値あるものを身につけたいと感じたなら。
私たちは、全力でその一本をお作りいたします。