婚約指輪 0.70ct D VS1 3EX ティファニーの結婚指輪と重ねて使う。
東京都のお客様の婚約指輪
■東京都のお客様
■1,150,000円 税込
■ダイヤモンド 0.70ct D VS1 3Excellent None
両脇 18個 合計0.29ct
■指輪のサイズ 6号
■プラチナ Pt950
■製作期間 3ヶ月
0.70ct D VS1 3EXのダイヤモンドを使った美しい婚約指輪です。
最初にお会いしたのは2020年11月、南青山店にて。
翌年、2021年4月、今度は甲府本店にご来社。
コロナウイルスの影響でなかなかお会いすることができず、2回目にお会いした後にご注文を承りました。
お客様は0.5ct~1.0ctのダイヤモンドを使った婚約指輪を探していました。
IZURUは海外の研磨の工場と直に取引をしています。
海外の情報を調べて、いくつか価格の目安をお客様にお伝えしました。
例えば、同じ品質のダイヤモンドを比較すると、それぞれに特徴があります。
いくつかの候補の中から、美しいと感じたダイヤモンドをご提案しています。
こういうサービスは他の会社では聞かないので、IZURUの良いところだと思います。
お客様は先にティファニーの結婚指輪をご購入なさっていました。
婚約指輪はどこで買うか迷っていて、弊社が良いと判断なさったようです。
ティファニーは不思議な存在で、価格の安い商品から高い商品まで扱っています。
競合他社のカルティエやハリーウィンストンは高い商品がメインです。
ティファニーは価格の安い商品を販売しても高級感を維持しています。
これって他の会社がなかなか真似することができないポイントです。
CADを使い何度も設計を修正しました。
設計に正解はありません。
何度か設計を修正して、ようやく満足する形に仕上げることができました。
① 両脇のダイヤモンドの大きさをどのくらいに設定するか。
0.2ミリ寸法が違うと、印象が変わります。
② 腕の絞り方をどうするか。
今回のデザインの場合、上手く流線型を表現しないと、ゴツい印象になってしまいます。
③ 全体的なボリューム感をどうするか。
原型の重さを確認しながら、最適なボリューム感を追求します。
このようなことを考えながら仕事を進めました。
両脇のダイヤモンドは彫り留めではなく爪留めで留めています。
今回のデザインの場合、爪留めの方が磨くのが大変です。
「工場に細かい部分まで磨いてください」とお願いしました。
手前味噌ですが、美しく仕上がったともいます。
2021年7月、お客様は商品を受け取りに甲府本店にお越しになりました。
とても喜んで、歩いてお帰りになりました。
後ろ姿がとても幸せそうに見えました。