23万円!V字のエタニティリング|0.42ctのダイヤモンド
■オーダーメイド・No38
■山梨県笛吹市にお住まいのK様
■価格 238,000円(税込)
■材料 プラチナ Pt900
■ダイヤモンド Total 0.42ct(15個)
2.00ミリ×7個=0.21ct、1.85ミリ×8個=0.21ct
■製作期間 約2ヶ月
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V字のエタニティリングのデザインは、だいたいどのブランドも似たようなデザインです。
ブランドによって異なる点は、以下の通りです。
①ダイヤモンドのトータルの個数
②ダイヤモンドの直径
③V字の角度
④平面なデザインにするか、立体的なデザインにするか
■最初にダイヤモンドの直径と個数を決める
まず、設計する最初の段階で、ダイヤモンドのトータルの個数を決めます。
お客様のご予算に余裕があれば、ダイヤモンドを多く使います。
K様の場合、ご予算が238,000円だったので、合計で0.4ctくらいのダイヤモンドを使うことを、最初に決めました。
サイズは10号、おおよそ円周は50ミリです。
直径2.0ミリ前後のダイヤモンドが15個あれば十分な長さになります。
おおまかに以上のような方向性を決めて、
■平面なデザインにする
エタニティリングなので、平面的なデザインにしました。
■V字の角度は穏やかに
ブランドによっては、かなりキツイ角度のV字のエタニティリングがあるのですが、あまり角度を強くすると優しい雰囲気が失われるので、ほどほどのV字の角度にしておきました。
■華奢なデザインにするため、ダイヤモンドの淵の部分をなるべく細くする
直径2.0ミリのダイヤモンドを留める場合、通常は指輪の幅は3.0ミリくらいに設定します。
今回は、お客様から「なるべく華奢な印象にしたい」とご要望をいただいたので、直径2.0ミリのダイヤモンドに対して、指輪の幅は2.6ミリ~2.8ミリに仕上げました。
指輪がしっかりとした太さがあるのにも関わらず華奢な印象がするのは、この辺に秘密があります。
■ダイヤモンドとダイヤモンドの距離を、出来る限り縮めて
価格の安いエタニティリングなどでよく見かけるのは、ダイヤモンドとダイヤモンドの距離が離れているデザインです。
これは少ない数のダイヤモンドでなるべく長い距離を稼ぐためです。
今回のエタニティリングでは、このような節約術は使わず、ダイヤモンドとダイヤモンドの距離を出来る限り縮めています。
この方がダイヤモンドだけ視界に入ってくるので、豪華に見えます。
この辺りもエタニティリングを比べる際の重要なポイントです。
■豪華だけど、繊細さを兼ね備える
海外の有名なブランドなんかは、予算に上限がないようなジュエリーを作ります。
そういうジュエリーが豪華なのに華奢で女性らしく見えるのは、大きいダイヤモンドを使って、プラチナやゴールドの部分を【キュッ】と締めているからです。
今回はご予算に余裕があったので、わりと大きめのダイヤモンドを使い、プラチナの部分をあまり見せないようにして、華奢な印象を強調しました。