爪の大きさまで一緒に悩んだオーダーメイド婚約指輪|東京都のお客様
「相手の女性の名前を、婚約指輪で表現したい」
そんなご要望を持って、東京都のお客様が山梨の本店まで足を運んでくださいました。
お相手のイニシャルをかたちにした、世界にひとつだけの婚約指輪。
ここでは、最初のご相談から指輪をお渡しするまでの、お客様とのやり取りをご紹介します。完成した指輪そのものについては、下記のページで詳しくご覧いただけます。
■愛する人のイニシャルをイメージしたオーダーメイド婚約指輪 “0.31ct”
一本の指輪を、一緒にかたちにしていく
ご来社の日、長い時間をかけてデザインのご相談をしました。
お客様が思い描いていたのは、あるブランドの指輪を下敷きにしつつ、中央のダイヤモンドの両脇に小さなダイヤを添えたデザイン。
その場でイメージを共有し、そこから図面(CAD)を描き起こしていきました。
今日は長い時間ご相談させていただき、誠にありがとうございました。
オーダーメイドは、こうしたお客様とのやり取りの積み重ねでできあがっていきます。
ご来社のあとも、メールで何度も図面をやり取りしながら、少しずつデザインを煮詰めていきました。
爪の大きさを、とことん詰める
このお客様との製作で、いちばん時間をかけたのが「爪」の大きさでした。
最初にお送りした図面が、こちらです。
この図面をご覧になったお客様から、こんなご指摘をいただきました。
添付写真のイメージ(楕円)でOKですが、ダイヤとツメの大きさを比較した際に、初めにお話ししたデザインの方がツメが小さく感じます。
ダイヤとツメの大きさの比率を、初めにお話ししたデザインのリングと同じにして頂きたいのですが、可能でしょうか?
爪は、細くすればダイヤモンドがすっきり見えます。
けれども細すぎると強度が落ち、何かに当たったときに石が外れてしまう危険があります。
そのことを正直にお伝えしたうえで、「できる限り細く」というご希望に応えて図面を修正しました。
爪を10%小さくして、指輪の腕を少し絞りました。
繊細な印象が加わったと思います。また、ボリュームもちゃんとあるので、強度も十分です。
修正後の図面が、こちらです。爪をひとまわり細くし、腕(アーム)を絞ったことで、繊細な印象が加わりました。
それでも「もう少し小さくできないか」と食い下がるお客様に、私はこうお答えしました。
これは原型なので、実際の製品は一回り小さくなります。だから、この位で丁度良いと思います。
参考にしたデザインから学びつつ、違う部分があっても良い、と考えています。
原型(マスター)から鋳造で仕上げると、実物は図面より一回り引き締まって見えます。
真上から見ると、中央のダイヤと両脇のメレダイヤ、それを支える爪の並びがよく分かります。
その説明にご納得いただき、ようやくデザインが確定しました。
一回り小さくなるのでしたら、OKです。では、作成の程、よろしくお願い致します。
受け渡しの日
お客様は、どうしてもご自身の手で受け取りたいと、甲府までお越しくださることになりました。
ところが受け渡し予定の日、私はイベントでの演奏があり、どうしてもお会いできませんでした。
そこで、私の両親が甲府駅でお客様をお待ちし、婚約指輪をお渡しすることに。
お渡しの前に完成品の写真をお送りしたところ、こんなお返事をいただきました。
完成品の画像を拝見しました。とても綺麗に仕上がっていると思います。
明日、現物を手に取って見るのが、楽しみです。
お客様の声
お渡しから数日後、お客様からいただいたメールです。
リングの出来は、非常に満足しています。
渡すタイミングを逃したため、まだ渡せていませんが、間違いなく、喜んでくれると思います。
完成まで親身に対応して頂いた事、とても感謝しております。
ありがとうございました。
大切な人のイニシャルをかたちにした、一本の婚約指輪。
爪の一つひとつまで一緒に悩み抜いた時間が、この指輪には込められています。
完成した指輪の詳しい仕様は、こちらのページでご覧ください。




