つや消し(マット)の結婚指輪を製作いたしました。
2013年4月23日
つや消し(マット)の結婚指輪を製作いたしました。
大阪府にお住まいのS様から、平打の結婚指輪No2のご注文を承りました。
S様のご要望は、結婚指輪を【やすり】でつや消し(マット)にすることです。
●【やすり】を使って、指輪の光沢をなくす方法
●ホーニングの粉を吹きつけ、指輪の光沢をなくす方法
■つや消し(マット)の加工の種類について。
意外に思われるかもしれませんが、結婚指輪をつや消しにする方法は、大きく以下の2種類に分かれます。
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①ホーニングの粉を吹きつけ、指輪の光沢をなくす方法
②【やすり】を使って、指輪の光沢をなくす方法
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■S様の平打の結婚指輪No2は【やすり】を使ってつや消し(マット)にしました。
以前、S様はジュエリーを製作する会社で職人の仕事をしていた経験があり、指輪に関する知識は豊富です。
今回は「②【やすり】を使って、指輪の光沢をなくす方法」をお選びになりました。
上記の写真をご覧ください。
薄く横の線が入っているのが、お分かりになりますか?
これが「②【やすり】を使って、指輪の光沢をなくす方法」の特徴です。
同じつや消し(マット)でも「①ホーニングの粉を吹きつけ、指輪の光沢をなくす方法」とは印象が大きく異なります。
きっと、この辺の違いは文章でご説明するより、写真で見比べていただいた方が違いが分かりやすいですね。
■お好みのつや消し(マット)の方法をお選びください。
①と②の方法を比べて、優劣はありません。
どちらも、一般的な加工です。
【やすり】を使ってつや消し(マット)にする方法は想像しやすいかもしれませんが、【ホーニング】を使った加工は分かりにくいかもしれません。
ホーニングは指輪の表面に非常に細かな粒子を吹き付けることによって、つや消し(マット)にします。
個人的には平打の結婚指輪No2には「②【やすり】を使って、指輪の光沢をなくす方法」がキレイだと思います。
四角いシャープなデザインと【やすり】で付けた横の線が、よく似合うからです。
結婚指輪No2以外のデザインでは「①ホーニングの粉を吹きつけ、指輪の光沢をなくす方法」の方がキレイだと思います。
でも、つや消し(マット)の好みはお客様によって様々なので、お好きな方法をお選びください。