IZURUの鍛造(たんぞう)の結婚指輪とは? 改めてご説明いたします。

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前回の記事で結婚指輪No1とNo2の工法が鍛造になることを発表しました。

鍛造の作り方の説明イラスト

結婚指輪No1とNo2は全て鍛造(たんぞう)で作ることになりました。

今までも何度か鍛造について記事を書きました。

鍛造に関する記事

ただ、まだまだ一般の方には分かりにくいかもしれません。

より詳しくご説明するため、新たに記事を書きます。
専門的な表現が多いですが、お許しください。

鍛造(たんぞう)の指輪とは。

金属に圧力をかけて伸ばし、叩き鍛えながら作る指輪のことを指します。
昔ながらの鍛造の指輪の作り方

■①熱した金属の板を叩いて伸ばし、②丸い形に仕上げて、③繋ぎ目を接着する。

昔はこのような方法で作られていました。

現在の鍛造の指輪の作り方

■設備の整った工場では更に進化し、①鍛えた金属の板をドーナツの形にくり抜き、②指輪の形に成形し、③機械で精密に削り出す。

現在はこちらの方法で結婚指輪を作っています。

IZURUの鍛造の特徴について。

工場からいただいた資料の文章を掲載します。
専門用語が多いので、私が補足します。

「ス」と呼ばれる指輪の中になる気泡をほぼ完璧になくしています。

アイスクリームを思い浮かべてください。
アイスクリームの中には空気の気泡がありますよね。

指輪も同じです。

鍛造で製作すると、指輪の中に含まれる気泡をほぼ完璧になくすことができます。

これが強度に繋がります。

極力少ない誤差で指輪を作ることができます。

例えば、幅3.0ミリの指輪の場合、3.0ミリ~3.08ミリの範囲で仕上げています。

※もっと誤差は少ないかもしれませんが、念のためこのようにお伝えいたします。

とても高価な機械を作られているので、世界最高レベルのビッカース硬度Hv250以上を確保しています。

鍛造の指輪の強度を実験するイラスト
こういう数字って分かりにくいですよね。
工場が言うには、とにかく“硬くて強度がある”です。

この工場の設備投資は半端ではなく、同じ機械を持っている工場は少ないです。

この機械の強みを活かしています。

※ビッカース硬度=硬さを表す単位

変形にも強い弾性・靭性もあわせ持ち最高水準の強度を誇ります。

いわゆる粘りや柔らかさですね。

今までずっと仕事を依頼してきましたが、これは実感します。

他の工場で製作した鍛造の結婚指輪は硬すぎて冷たい印象があります。
この工場の指輪は適度な柔らかさがあり、着け心地が良いです。

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