魅力とは何か? BUMP OF CHICKENの思い出を書きながら考える。

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バンプ・オブ・チキンのイラスト
2022年8月31日。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

クーラーをかけずに眠ることが、こんなに快適だったとは。
急に涼しくなり、夏の終わりを感じています。

たまには私の考えを書きます。
説教臭くならないように、サラッとした文章を心がけます。

魅力とは何か?

よく魅力について考えます。

商品に魅力があることは大事です。
魅力がないと商品は売れません。

それでは、魅力とは何でしょうか?

どうやら、完璧な人や商品=魅力がある人や商品、ではないようです。
むしろ、欠点の中に魅力が詰まっている気がします。

おおよそ20年前、少し昔話を書きます。

大学生のときは下北沢の近くで暮らしていました。
2000年頃のことです。

楽器を演奏するのが好きで、ライブハウスに出演していました。

当時、ハイラインレコーズの店舗があり、友人の紹介で初めてBUMP OF CHICKENの【THE LIVING DEAD】を聞きました。

インターネットが発達していない時代ですから、最初、BUMP OF CHICKENはずっと年上のバンドだと思っていました。

同世代だと知った際の衝撃は大きく、「私が音楽をやっていても意味がないな」と落ち込みました。

今でも【THE LIVING DEAD】は傑作だと思います。

20代前半の若者が演奏しているので、すごく演奏が上手いという印象ではありません。

でも、演奏技術が関係ないほど魅力に溢れています。
音楽の世界に芥川賞や直木賞があったら、この時期のBUMP OF CHICKENは受賞しているでしょう。

欠点が魅力ならば、それを強調すれば良いのか?

これも違うと思います。

音楽を例にすると、練習不足はダメです。
練習に励み、それでも届かない部分に魅力が含まれています。

小さな子どもが初めてのピアノの発表会のために一生懸命練習する。
つたない演奏だけど、魅力に溢れている。

このようなイメージです。

この魅力を計算して生み出すことができないから、マーケティングの担当者は苦労するのだと思います。

IZURUの魅力は何か?

商品の品質が高いこと。
素朴な会社であること。

これらがIZURUの魅力だと考えています。

手前味噌ですが、私達はジュエリー業界でも丁寧に仕事をしている方だと思います。
私達の商品を作ることができる工場はごくわずかです。

現在、有名なブランドの仕事を請けている、一流の工場に仕事を依頼しています。

ただ、あまり洗練された会社にしないように気を付けています。

品質が高く美しいジュエリーを作ることを心がけていますが、他の部分は力を抜いています。

甲府本店は事務所のようですし、若くて美しいスタッフもいません。
年老いたスタッフも主力のメンバーです。

たぶん、IZURUが洗練してお洒落な存在になると、魅力が減ってしまう気がします。

※南青山店の建物はお洒落だと褒められます。

どうやって、魅力的な商品を提供し続けるか。
このようなことを考えながら、日々、仕事に励んでいます。

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