7年前、宮城県へ納品したクッションカットの婚約指輪が、お客様と一緒に甲府本店に。
2023年7月4日。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
最近、寺尾紗穂さんという歌手が好きです。
同世代のようで、プロフィールに1981年11月7日東京生まれ、と書いてありました。
きっかけはNHKの「Dear にっぽん」。
素敵な番組です。
先日、甲府本店にご家族が3人でお越しになりました。
奥様は婚約指輪に重ねて使うエタニティリングをご希望でした。
履歴を確認したところ、2016年にクッションカットの婚約指輪を納品したことが分かりました。
この婚約指輪です。
クッションカットの婚約指輪。0.54カラット D IF 宮城県のお客様
えっ、と驚きました。
時間が経つのはあっという間ですね。
とても懐かしく感じました。
お名前やメールアドレスが変わっていたので最初は気付きませんでした。
メールのやり取りを読み返したところ、当時の記憶が蘇ってきました。
当時、お客様は宮城県にお住まいだったので、メールのやり取りだけで仕事を進めました。
このデザインの婚約指輪を作るのは初めてのことで、お客様の意見を伺って、この形に練り上げました。
クッションカットの高さや爪の太さなど、細かいところまで入念に設計しました。
過去の事例がないのに、信頼してご注文いただいたことを、光栄に思います。
中心に【0.54ct D IF None】のクッションカットを使っています。
どこに出しても恥ずかしくないダイヤモンドです。
お客様の話では、周りの人にも好評だったようです。
過去に全力を尽くした指輪を見ると、古い友人に久しぶりに会ったような気持ちになります。
■朋あり遠方より来きたる また楽しからずや
このような心境でしょうか。
7年前の作品です。
汚れが溜まっていたので、甲府本店で丁寧に掃除をしたところ、再び美しい輝きを取り戻しました。
お客様も初めて婚約指輪を見たときの感動が蘇ったようです。
この婚約指輪に合うエタニティリングをお探しとのことで、色々なエタニティリングを試してみました。
最終的に【エタニティリング Venus No1】に決まりました。
Vの形が上手く婚約指輪に合っていました。
丁寧に作るので、この指輪も末永くお使いいただけたら幸いです。
お客様がお帰りになる際、私は車に向かってお辞儀をして手を振ります。
太陽がさんさんと輝く中。
運転席はご主人、後部座席に座った奥様が窓を開けて、お子様と一緒に手を振っていました。
この仕事は良い仕事だと思います。
また、お会いすることを楽しみにしています。