IZURUが使うメレダイヤモンドの品質について。
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今日はIZURUが使っているメレダイヤモンドの品質について記事を書きます。
何回かに分けて、ダイヤモンドに対するIZURUの考えを書きます。
ザックリとした表現ですが、メレダイヤモンドは0.10ct以下のダイヤモンドだとお考えください。
※結婚指輪・婚約指輪の両脇・エタニティリングなどに使います。
よくお客様から以下のように褒められることが多いです。
IZURUのダイヤモンドはすごく輝きますよね。
指輪を買って、とても満足しています。
ありがとうございます。
理由は簡単で、一般的にジュエリー業界で使われる品質より、ずっと高い品質のダイヤモンドを仕入れているからです。
元々、IZURUを運営する株式会社石川商店は、ダイヤモンドの卸売りの会社です。
50年くらいの歴史があり、山梨県内の工場などにダイヤモンドを販売していました。
今までの経験を活かし、「これは美しい」と思うダイヤモンドをふんだんに使っています。
IZURUは海外から直にダイヤモンドを仕入れています。
たまに例外はありますが、ほぼ全てのダイヤモンドを海外から輸入しています。
日本国内で高い品質のダイヤモンドを見つけるのは難しいからです。
その際、海外の取引先に以下の品質で発注します。
Color D~F
Clarity IF~VVS2
Cut Excellent
このように高い品質を指定しています。
鋭い方はお気付きになったかもしれませんが、IZURUが商品のページで記載されている品質と違います。
通常の商品のページでは、以下のように記載しています。
■Color・色
D~F■Clarity・透明度
VVS1~VS1輝きが強い、高い品質のダイヤモンドを使用しています。
なぜでしょうか。
それは自分の目で確かめて、この方が実際の品質に沿っていて、正直なスペックだと思うからです。
※SPECIALのダイヤモンドの品質については、改めて記事を書きます。
まず、Cut・形について。
CutがExcellentだと感じるダイヤモンドはわずかで、個体差が大きいと感じます。
そのため、Cutの品質は表記しない方が良いと判断しました。
ただ、原石の品質は高いので、よく輝きます。
よく誤解されているのですが、小さいメレダイヤモンドの場合、Cutが輝きに与える影響は小さいです。
Cutよりも①原石・②Color・③Clarityの良し悪しが、美しさや輝きに与える影響が大きいです。
例えば、Cutが【Excellent H&C】と表記されていても、あまり輝かないダイヤモンドはあります。
これについては、こちらの記事をご覧ください。
参考例として、お客様にいくつかダイヤモンドをお見せすると、「こういう意味ですか」とご納得なさいます。
次にClarity・透明度について。
10倍のルーペでIFを判断することはできません。
自分で判断できないので、IFとは書かないようにしています。
余裕を持ってVVS1~VS1と表記しています。
最後にColor・色について。
こちらはD~Fとお伝えして良いと思います。
ダイヤモンドを選ぶ際、隣に【0.30ct F VS1 3Excellent None】のダイヤモンドを並べます。
そして、ColorがD~Fと感じるダイヤモンドを選んでいます。
私達は誇大広告が苦手です。
人間がチェックするので、間違いはあるかもしれませんが、上記のような基準でダイヤモンドを選んでいるとお考えください。
ダイヤモンドのスペックを実際よりも高く伝え、売上を増やすことは避けたいです。
ジュエリー業界は基準が緩い会社も多く、「これは良く言い過ぎではないか」と感じる表記も多いです。
また、謙遜しすぎて、品質を低く伝えても、お客様はご不安になってしまいます。
なるべく正確に品質をお伝えして、ご納得いただいた上でご注文いただく。
このようなスタイルで良いかなと考えています。
ご縁がありましたら、丁寧に商品を製作いたします。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
よろしくお願いいたします。