シェアは30%以上 ジュエリーは山梨県の地場産業です。
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日本で販売されているジュエリーの3つに1つは山梨県で作られています。
山梨県と言えばフルーツ・ミネラルウォーター・ワインが有名です。
旅行の雑誌を見ると、フルーツ・ミネラルウォーター・ワインが観光の目玉になっていることが多いです。
でも、ご存じですか?
多くのジュエリーが山梨県で作られていることを。
ジュエリーは山梨県の地場産業です。
昔から水晶の産地として知られ、ジュエリーの工場は全国の36.7%を占めています。
https://www.yamanashi-kankou.jp/tradition/jewelry.html
自宅で仕事をしている職人を含めると、個人的にはもっと多いと感じます。
多くの工場は甲府市に集中しています。
でも、ほとんどの会社がひっそりと仕事をしているので、観光で甲府市に来てもきっと分かりません。
なぜ、ジュエリーが山梨県の地場産業になったのか?
きちんと歴史を書くと長くなってしまうので、短くまとめると以下のようになります。
①昇仙峡のあたりで水晶の原石がたくさん採れた。
そのため、昔から貴石・半貴石を売る仕事があった。
②山梨県の南側の市川三郷町にハンコの職人がたくさんいた。
手先の器用な人が多くいた。
③水晶とハンコの売上が少なくなったときに、水晶の代わりに海外から宝石を輸入して販売するようになった。
④ジュエリー業界が景気が良いことを見て、ハンコの職人が転職するようになった。
だから、ジュエリーの工場の創業者は市川三郷町あたりの出身の方がいます。
その他、ジュエリーでお金持ちになった人が多かったので、磁石のように色々な人が集まりました。
大まかに書くとこのような流れです。
山梨県で作られた工場はどこで売っているのか?
山梨県のジュエリーの工場は自分のブランドで販売していることは少ないです。
多くは有名なブランドの商品をOEMで製作しています。
だから、ジュエリーのブランドが違っていても同じ工場で作っていることも多いです。
工場が同じでもデザイナーや企画する人間が違うので、違う仕上がりになります。
山梨県のジュエリーの工場は、それぞれレベルが大きく違う。
有名なブランドの仕事を請けている会社は全体の5%くらいです。
「山梨県で有名なブランドの商品を作っている」と書くと、誤解する方が多いので補足します。
ジュエリーの工場によって、品質は大きく違います。
有名なブランドの仕事を請けているのは全体の5%くらいです。
要求される品質が高いので、多くの会社は取引をしていません。
その他の工場の多くは安い商品を製作しています。
■楽天・その他のショッピングモールで安く販売されているジュエリー
■東京では御徒町などで安く販売されているジュエリー
このような商品は価格を重視しています。
コストを抑えることに長けた工場が仕事を請けています。
IZURUは有名なブランドと同じ工場で製作しています。
少しだけ弊社のことを書くと、IZURUのジュエリーは有名なブランドと同じ工場で作られています。
同じレベルの工場は山梨県でも少なく、見つけるのに時間がかかりました。
今は安定的に品質の高いジュエリーを生産しています。
参考になれば幸いです。
2020年7月20日、書き足しました。