結婚指輪もマットな仕上がりにする？ つや消し加工の魅力

アンティークな風合いを好む人は、つや消し加工の指輪が好きなのではないでしょうか。かくいう私も、つや消し加工の指輪がとても好きです。

そんなつや消し加工が好きな私たち。ふと思い悩んだこと、ありませんか。
「結婚指輪もつや消しが良いけど……。長く使うことを考えると、鏡面仕上げの方がいいのでは？」

王道には王道たるゆえんがあり、ベーシックにはベーシックたるゆえんがある……はず。つや消し加工が好きでも、長い目で考えると鏡面仕上げにするべきなのか。悩みますよね。

つや消し加工の指輪を選ぶ理由

同じデザインの指輪でもつや消し加工をすることで落ち着いた雰囲気に変わります。それでいて、主張しすぎない高級感が出る。キラキラと輝く指輪よりも指に馴染みやすいデザインを好む方、また、指輪をつけ慣れていないタイプの男性にも選ばれることも多いです。

このマット感、つや消し加工ならではのこの柔らかい輝き。

結婚指輪だからこそ、王道かつベーシックな鏡面仕上げの結婚指輪が良いのかも？ と思ったけど、毎日つけるからこそ、馴染むつや消し加工の方がいいような気もする。

つや消し加工のメリット

つや消し加工の良いところをあげると、鏡面仕上げに比べて小傷が目立ちにくいということ。傷が目立ちにくければ、日常使いする際にも気が楽になるという面もあります。

うむ、冷静に分析してみると、「つや消し加工の結婚指輪がいいな」と思ったら、王道に惑わされるのではなく自分の直観でつや消し加工に決めても問題はなさそう。

たとえば、希望のデザインの指輪が実際につけてみて派手過ぎた……なんてときも、つや消し加工を施すことでちょうどよく指に馴染むことも考えられます。

つや消しにビビっとくるなら、「でもやっぱり王道が……？ 」と気にすることはない！ はたまた、鏡面仕上げ一択で考えている人も、つや消し加工の指輪も試着するだけしてみる、というのもおすすめしたいです。

想像していないほど指に馴染んで、思わぬ出会いになるかもしれません。

デザインによっては、ベースは鏡面仕上げにして一部分だけつや消し加工にする……なんてことも可能です。ちょっとでも「つや消し加工」という単語が頭をよぎったら、色々検討してみましょう。

日本人特有の「王道はこれだから」に惑わされてはいけぬ……！ そういうものを取っ払って自分は何が好きなのか？ をとことん追求していきたいですね。

IZURUのつや消し加工

IZURUのつや消し加工は、ヤスリでつや消しを施しています。目が細かく、ヤスリの線が揃っていて、上品な美しさを放ちます。

「ギラギラしちゃうのでは？ 」なんて心配になるゴールドも、つや消し加工ひとつでナチュラルに馴染む仕上がりになっちゃう。

IZURUの代表である石川さんはこう語ります。
「下手な人がつや消しをすると、つや消しの線が揃っていなくて、あまりキレイじゃないなと感じることがある」
なるほど。

同じつや消し加工のはずなのに、このつや消しはなんとなく好きじゃないかも？ の違和感は技術にあるのかもしれません。つや消しひとつとっても、磨き抜かれた技術とこだわりで差が生まれる……ということですね。

ちなみに、つや消し加工は月日と共にマット感が薄れていきます。重なる使用感もまた味になりますが、10年記念、15年記念などにメンテナンスを施すとまた新鮮な気持ちになれるはず。

IZURUの商品はお買い上げ後、何年経っても修理を受け付けています。目安としては新品仕上げが2,980円(税込)、サイズ直しが必要な場合も2,980円(税込)。とても良心的なので、不安が吹き飛びますよね。

つや消しの結婚指輪オーダーメイド例

つや消し加工が気になるなら、オーダーメイドでこだわり抜くというのもありです。
一部ではありますが、IZURUが今までに制作してきたオーダーメイドのつや消し結婚指輪をご紹介します。

神奈川県横浜市のT様の結婚指輪

平打、つや消し加工の結婚指輪

山梨県のお客様の結婚指輪

木星かをイメージして、マットなラインを施したデザイン

東京都のお客様の結婚指輪

0.12カラットのバケットカットを使ったつや消し結婚指輪

大学のサークルの後輩のために作った結婚指輪

結婚指輪No2をベースにプリンセスカットを留めて

大学の後輩のために作った結婚指輪

人気の結婚指輪No3をK18＆つや消しに

オーダーメイド、世界にたったひとつの特別感。つや消しにこだわりたいからこそ、とことん相談したいですね。

 

「結婚指輪、長く使うことを考えると、鏡面仕上げの方がいいのでは？」その答えは、自分の中にあり。
実際に試着してみると、やっぱりつや消しがしっくりくるということもあるだろうし、王道の鏡面仕上げにときめく場合もあるかもしれません。

「王道はこれだから、みんなはこうだから」に惑わされず、ひとつの妥協も納得する出会いを追い求めていきましょう。手元を見るたびにニヤニヤしちゃう、そんな結婚指輪を。

 

余談ですが、つや消し加工が好きな人は槌目の指輪も好きなはず。特殊な工具を使って、表面を凸凹にするデザインです。

温かい味わいが素敵ですよね。

 

（文・mamiko）