どこまで高い品質のダイヤモンドを求めるか? それが問題です。
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どこまで高い品質のダイヤモンドを求めるか?
ダイヤモンドの品質は個体差が大きいです。
本気で高い品質を求めれば、価格は高くなり、見つけるのに時間がかかります。
「お客様は喜ぶか?」
「弊社の自己満足になっていないか?」
よく考えます。
■パターン1
品質 95点
価格 80点
納期 80点
■パターン2
品質 80点
価格 95点
納期 95点
どちらがお客様にとって良いのか分かりません。
ただ、現在、お客様はIZURUに高い品質を求めています。
そのため、今は品質を重視して仕事をしています。
※弊社に優秀なスタッフが入ったら、お手頃な価格で納品が早いジュエリーのブランドを作っても良いかもしれません。
最近、エタニティリングに使うダイヤモンドを仕入れました。
直径3.4ミリのダイヤモンドです。
海外から直に輸入しました。
鑑定書をご覧いただくと、品質の高さが伝わると思います。
以下のようなエタニティリングを作ります。
2022年、ダイヤモンドは大きく値上がりしました。
現在、直径3.4ミリ前後のダイヤモンドは生産量が少ないです。
見つけにくく、価格が高い、ダブルパンチの状況です。
今回のような大きいダイヤモンドを使う場合、選択肢は2つあります。
①鑑定されているダイヤモンド
②鑑定されていないダイヤモンド
一般的に【②鑑定されていないダイヤモンド】を使う会社が多いです。
有名なブランドの場合、【①鑑定されているダイヤモンド】を使ったエタニティリングを世界中のお店に配分するのは難しいです。
また、7個のダイヤモンドを使う場合、7枚の鑑定書が必要なので、それを管理するのも大変です。
現実的ではありません。
今回、鑑定書あり・鑑定書なし、並行してダイヤモンドを探しました。
2ヶ月くらい時間をかけて、【①鑑定されているダイヤモンド】を見つけました。
最初に時間がかかる旨をお客様にお伝えしていますが、それでもお客様はご心配だったかもしれません。
無事に見つかりホッとしました。
これらを使い、エタニティリングを作ります。
きっと素晴らしいエタニティリングになります。
どこまで本気でダイヤモンドを探すか?
上にも書きましたが、品質の基準を緩くすれば、もっと早くダイヤモンドを仕入れることができたと思います。
この点は悩ましく、お客様が何を重視しているかによって、答えは変わります。
将来、私の考えは変わるかもしれませんが、今はなるべくベストを尽くしたいと考えています。