どの形にする? ダイヤモンドや宝石のカットの種類
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ジュエリーが好き、もしくはジュエリーに関わる仕事をしていない限り、ダイヤモンドや宝石に触れる機会はそう多くないと思います。ほとんどの人は「結婚を機会ににはじめてダイヤモンドについて色々調べた」とおっしゃいます。
ダイヤモンドなどの宝石がついた婚約指輪や結婚指輪を選ぶとき、どんなダイヤモンドにするかによって指輪の印象は大きく変わります。
今回は、「どんなデザインの指輪にするか? 」の基本でもある『ダイヤモンドの形』について紹介していきます。
【目次】
1. どの形にする? ダイヤモンドや宝石のカットの種類!
ラウンドカット
オーバルカット
マーキスカット
ペアシェイプカット
プリンセスカット
エメラルドカット
ハートカット
ラディアントカット
アッシャーカット
クッションカット
バケットカット
2. 婚約指輪に適しているカット
3. 結婚指輪に適しているカット
宝石の形ってこんなにある! カットの種類
ダイヤモンドなどの宝石は、色んな形にカットすることができます。
選び方も色々ありますが、重視すべきはやはり「それぞれの好み」に尽きます。どれが良い、どれが悪いということはないので、まずは好みの形を見つけてみてくださいね。
カットの種類
- ラウンドカット
- オーバルカット
- マーキスカット
- ペアシェイプカット
- プリンセスカット
- エメラルドカット
- ハートカット
- ラディアントカット
- アッシャーカット
- クッションカット
- バケットカット
など。
この中でも、婚約指輪によく選ばれるのはオーバルカットです。
また、最近は婚約指輪も兼ねた結婚指輪としてエタニティリングを選ぶ人も増えてきたので、そういった場合はプリンセスカットなども人気です。
カットの名前だけではイメージがつかないと思うので、それぞれ紹介していきますね。
カットの種類について調べてみると、「ラウンドブリリアンカット」や「オーバルブリリアントカット」など、「ブリリアント」とついている名前があると思います。「ラウンドカット」と「ブリリアントカット」はどのような違いがあるのかというと、今では同じと考えてOK。「ラウンドカット」=「ラウンドブリリアントカット」を指していると思って良いです。
丸いダイヤモンドは昔から存在しました。昔のダイヤモンドを見ると、カットが悪くゴロゴロしています。そんな中あらわれたのが、ダイヤモンド加工業の名門トルコフスキー家の一員マルセル・トルコフスキー。彼は1919年、反射・屈折率といった光学的特性を数学的に考慮し、ダイヤモンドが最も美しく輝く型を理論的に見いだし、各切子面(ファセット)の形状や角度を算出しました。「ブリリアントカット」というのはその研磨方式のこと。現代ではさらに機械が進化して、より正確なカットになっています。
ラウンドカット
ラウンドカットというのは、名前のとおり丸い形にカッティングしたもの。『婚約指輪の定番の形』それがラウンドカットです。ラウンドカット(=ラウンドブリリアントカット)以外のダイヤモンドはすべてファンシーカットにあたります。
シンプルで高級感のある婚約指輪をお探しのお客様へ。
あらゆる方向から光を取り込んでダイヤモンドがキラキラと輝く、誰からも愛されるデザインの婚約指輪です。
オーバルカット
ラウンドダイヤモンドに近い楕円形の形。楕円系になっていることにより指を長く細く見せる効果があります。ラウンドカットが気になる方はオーバルカットも試着してみてはいかがでしょうか。
マーキスカット
ダイヤモンドがより大きく見えるマーキスカット。長細い形なので指をきれいに見せてくれる効果あり。単体でも美しいですが、ラウンドカットやペアシェイプカットと並べて配置するとより華やかになります。
ペアシェイプカット
西洋梨のような形であることから「ペア」と名付けられたこの形。涙のようにも見えるので「ティアドロップ」とも呼ばれます。ネックレス用にも人気。
プリンセスカット
1970年代後半に登場したプリンセスカット。正方形の形状で、気品のある輝きを放ちます。近年人気のある形です。
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エメラルドカット
独特な光の効果を利用するカット。名前のとおりエメラルドで用いられることが多いですが、他の宝石にも対応できます。透明度の高い石を使うことで、澄んだ美しさを放ちます。
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ハートカット
愛を象徴するハートの形。ロマンチックな形ですが、個性が強いのでガーリーなモチーフが好きな若い女性に人気があります。好きなものにとことんこだわりたい方に。
ラディアントカット
角をカットした長方形、または正方形の形。根強く人気を保つ形です。ひとつでも抜群の存在感がありますが、両サイドに別の形の石を添えても美しいバランスになります。
アッシャーカット
アッシャーカットはエメラルドカットの正方形型と考えてください。正方形であることにより、独特の輝きを放ちます。吸い込まれそうな美しさはアッシャーカットならでは。
クッションカット
100年以上前から愛されているクッションカット。見れば見るほど、長く愛されているのが頷ける美しさ。
バケットカット
角を落とさない長方形のバケットカット。シャープな美しさは洗練された印象を与えます。
婚約指輪に適しているカット
どのカットでも美しく仕上げることは可能ですが、中でも人気の高いもの、よく選ばれるものは下記の6つ。
- ラウンドカット
- プリンセスカット
- エメラルドカット
- オーバルカット
- ラディアントカット
- クッションカット
結婚するタイミングなので女性は20代~30代が多いです。
上記のダイヤモンドは可愛らしく、その世代のブライダルにぴったりですよね。
- ペアシェイプカット
- ハートカット
- マーキスカット
- アッシャーカット
- バケットカット
これらのカットは婚約指輪に使うには少し大人っぽいかもしれません。キャラクターも濃いので、婚約指輪以外の指輪に使った方が適していると思います。
ハートカットは若いイメージが強いカットですが、インパクトがあるので好みが分かれる印象があります。
結婚指輪に適しているカット
ダイヤモンドや宝石を使った指輪といえば婚約指輪を思い浮かべますが、結婚指輪にも使いたいと希望される方は多いです。
現在、結婚指輪に使われているダイヤモンドの主流はこの二つ。
- プリンセスカット
- バケットカット
ハリー・ウィンストンが有名ですね。たまにエタニティリングにエメラルドカットを使いますが、厚いので使いにくいのがややデメリットです。
カットの種類によって大きく変わるダイヤモンドの印象。輝き方もそれぞれ違うので、機会があれば実際に手に取って確かめてみてください。選択肢になかったカットが候補にあがるかもしれませんよ。