ダイヤモンドの値上がりについて。現代の日本人はインフレに慣れていない。

2022年2月25日、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今日は趣向を変え、ダイヤモンドの値上がりについてお話しします。

仲良しの家族のイラスト
現在、ダイヤモンドが値上がりしています。
そして、流通量も少ないです。

コロナウイルスの後からこの傾向はありましたが、今は状況が悪化していると感じます。

IZURUは小さな会社なので必要な分を確保できます。

大きな会社は大変です。
ダイヤモンドの品質にこだわっている余裕はないと考えています。

15年くらいダイヤモンドのマーケットを見ていますが、初めて見る状況です。

過去を振り返ってみると、2014年、原油が高かった頃でもダイヤモンドの価格は落ち着いていました。

今は違います。

新しいダイヤモンドが市場に出る度に、高い価格に変わっています。

売り手の海外企業も強気で、「あなたが買わないなら、他の会社に売るからいいよ」といった雰囲気です。

ダイヤモンドの業界は一度高い価格に慣れてしまうと、それが継続する傾向があります。

円安になる可能性もあるため、お客様が指輪を買いにくい価格になることを危惧しています。

現代の日本人はインフレーションに慣れていない。

若い日本人はインフレに慣れていません。
物心がつく頃、日本はデフレだったからです。

物が溢れていたので、若い世代はいつでも商品を買うことができると考えがちです。

反対に、私の両親の世代は若い頃にインフレを見てきました。
だから、「良い商品があったら早めに買う」と考えているようです。

世代によって考え方が違います。

「このダイヤモンドは希少です」とお伝えしても、お客様は弊社が急かしているように感じてしまうかもしれません。

これは誤解です。

ダイヤモンドが値上がりしているので、「無理して売る必要はない」と考えている会社もあります。

また、婚約指輪や結婚指輪の場合、購入するタイミングが半年以内であることが多いです。

特別なダイヤモンドをご希望の場合は見つけるのに時間がかかるので、正直にマーケットの状況をご説明しています。

現在、日銀は円安を容認している。

2022年3月2日、加筆。

2022年3月、現在、日銀は金利の上昇を抑えています。

そのため、円安でも良いと考えています。

もし、金利が上昇すると、国債残高の利払い負担が増えるからです。

経済の歴史を勉強すると、日本は過去に大変な時期がありました。
今後、それらと同じくらいの困難に直面するかもしれません。

今、ロシアの通貨のルーブルが値下がりしています。
通貨の価値が下がると、国民はとても困ります。

当然、ダイヤモンドの価格も上がります。

ダイヤモンドは資産運用の対象として良いか?

戦争が起こったとき、ダイヤモンドを持って逃げる人はいます。

男性の兵士と恋人が抱き合っているイラスト
正直、資産運用の対象として良いか分かりません。

弊社はダイヤモンドをジュエリーに加工して売ることができますが、一般の方は難しいからです。

ただ、今回のロシアとウクライナの戦争のような状況の際、金・ゴールドは重く運ぶのが大変です。

過去の文献を見ると、ユダヤ人は戦争の際に宝石を髪に隠して逃げたようです。

このように宝石は最悪の状況の際に役に立ちます。

宝石の中ではダイヤモンドが一番流動性が高いです。

※「流動性が高い」は売買しやすいことを意味します。

このような用途であれば、ダイヤモンドをルースで持っていても良いと思います。

参考になれば幸いです。

ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

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