結婚指輪の選び方 ハイブランドの何が優れているのか?

結婚指輪を探しているお客様へ

次の週末、銀座へ行く。

結婚指輪を探すためだ。

昔、新宿の百貨店の1階で、彼女のためにプレゼントを買ったことがある。

ジュエリーに詳しくないが、知人はティファニーやカルティエで結婚指輪を買ったらしい。

Webサイトを見たが、思ったより価格が高い。

スペックに大きな違いがなかったら、私は価格が安い方が良いと考えている。

でも、彼女はたくさんのブランドのInstagramをフォローして、色々と思案しているようだ。

ハイブランドは何が違うのだろう?

お客様からお聞きした話を基に書きました。

どのお店で買うか迷っているお客様のために文章を書きます。

目次

1 ジュエリーに詳しくない方も、ティファニーとカルティエは知っている

2 ハイブランドの結婚指輪は何が優れているのでしょうか?

3 ハイブランドのように、美しい結婚指輪を作るのは難しいのか?

4 作りの良さは日本のブランドが勝っていることがある

5 センスの良さに高いお金を払うべきか?

6 2010年、今と比べると結婚指輪の価格は半額くらいだった

7 ハイブランドのケースはとても豪華です。

8 ハイブランドの商品を盲信してはいけない。

9 まとめ

ジュエリーに詳しくない方も、ティファニーとカルティエは知っている

名前が出たので、少し脱線します。

ティファニーやカルティエは、車で例えるとトヨタのような存在です。

特にティファニーはトヨタに似ています。

トヨタは低価格(ダイハツ)~高価格(レクサス)までカバーしています。

■低価格なシルバーのアクセサリー

■希少で高価なダイヤモンドを使ったハイジュエリー

ティファニーの商品もこれらをカバーしています。

カルティエは中価格(トヨタ)~高価格(レクサス)まで、というイメージです。

どちらもジュエリー業界の中では、高級なブランドとして認識されています。

ハイブランドの結婚指輪は何が優れているのでしょうか?

ほとんどの人が答えることができないと思います。

それでは、ジュエリーの専門家がどのように考えているか。

なるべく公平な意見を書きます。

海外のハイブランドの結婚指輪は、どこが優れているのか?

突き詰めると、“デザインの美しさ”です。

これが全てだ、と私は考えています。

センスが良いとも言えるかな。

もう少し深く書きますね。

現在、どのブランドも似たデザインの指輪を販売しています。

注意深く何回も見ないと、違いが分かりません。

似たような指輪がたくさんある中で、なんだか美しいと感じる。

人の感性に訴えるセンスの良さが、ハイブランドの指輪の魅力です。

ハイブランドのように、美しい結婚指輪を作るのは難しいのか?

これが意外と難しく、日本製でセンスが良い指輪はとても少ないです。

例えば、フェラーリやポルシェのように美しい日本車は少ない。

このように説明すると、お客様は腑に落ちるようです。

美しいジュエリーを見たとき、多くの女性は「可愛い」と言います。

指輪は小さい物なので、0.1ミリ~0.2ミリの違いによって見え方が変わります。

「可愛い」とお客様に言ってもらうため、ハイブランドは膨大なエネルギーを注ぎ込んでいます。

そして、美しいデザインの指輪が完成したら、定番の商品として長く販売します。

対して、日本のジュエリーは商品のライフサイクルが短く、どんどん新しい商品を市場に投入します。

時間に余裕がなく、デザインを練る時間が足りないように思います。

そのためから、日本のブランドはこの分野で海外のハイブランドに差を付けられています。

作りの良さは日本のブランドが勝っていることがある

あくまで日本のトップレベルの工場に限った話ですが。

指輪を磨く、ダイヤモンドを留めるなど。

ジュエリーを作る上で、必要な技術について。

日本のレベルはとても高く、海外のブランドに勝っていると考えています。

海外のハイブランドはデザインは美しいが、作りが甘いことがある。

日本のハイブランドは作りが良いが、センスが垢抜けないことがある。

私はこのように認識しています。

センスの良さに高いお金を払うべきか?

私はセンスの良さは価値があると考えています。

しかし、これは人によって判断が分かれます。

結婚指輪の価格については、こちらの記事をご覧ください。

結婚指輪の選び方 価格について。

参考例として、再び甲丸の結婚指輪を挙げます。

結婚指輪No1(鍛造) 男女兼用 プラチナ (幅3.0mm / Pt950)

幅は3.0ミリ、厚さは1.7ミリです。

同じような寸法の結婚指輪を、高級ブランドは2倍くらいの価格で販売しています。

仮に品質がほぼ同じ場合、2倍のお金を払うのか?

これが問題です。

2010年、今と比べると結婚指輪の価格は半額くらいだった

おおよそ15年前の2010年。

今と比べると結婚指輪の価格は半額くらいでした。

にわかに信じられないですよね。

だから、新婚のカップルでもティファニーやカルティエの結婚指輪を買うことができました。

今の価格だと、若いカップルが買うのは少し大変かなと思います。

ハイブランドのケースはとても豪華です。

今、修理のためにお客様から商品を預かっています。

カルティエのケースにIZURUの商品が入っていました。

カルティエのケースはとても豪華で、お金をかけていることが分かります。

このケースで商品が届いたら、満足度は高いと思います。

これは高級なブランドの良い所です。

総じて、日本のブランドはここまで高価なケースを使っていません。

※念のため補足すると、ハイブランドでも安いケースを使っていることがあります。

ハイブランドの商品を盲信してはいけない。

先ほど、デザインの美しさ、センスの良さについて書きました。

既にお分かりの通り、私は「センスの良さ」と「指輪の作り」を分けて考えています。

そして、指輪を見れば、職人がどのくらい気合いを入れて指輪を作ったか分かります。

センスが良く、気合いを入れて作った指輪ならば、少し仕上げが甘くてもお客様は感動します。

こういう細かい所の違いは、国民性の違いだと考えています。

誤差の範囲です。

私は楽器を演奏しますが、スペイン人が作ったクラシックギターは作りが甘いと感じることがあります。

でも、職人が気合いを入れて作っているので、手に馴染み、素晴らしい音が出ます。

これだったら問題はありません。

話を指輪に戻しましょう。

世の中には「これは手を抜いているな」と思う指輪があります。

ブランドの名前は伏せます。

高級と認知されているブランドでも、こういう指輪を販売していることがあります。

楽器で例えると、国民性の違いではなく、レベルが高くない工場で量産されたギター。

このようなイメージです。

こういう指輪は避けた方が良いです。

有名なブランドでも盲信してはいけません。

せっかくの機会なので、気合いの入った結婚指輪を買ってください。

まとめ

ハイブランドの結婚指輪は何が優れているのでしょうか?

突き詰めると、“デザインの美しさ”です。

日本製でセンスが良い指輪は少ないです。

作りの良さは日本のブランドが勝っていることがあります。

これは日本のトップレベルの工場に限った話です。

私はセンスの良さは価値があると考えています。

ただ、同じような寸法の結婚指輪を、高級ブランドは2倍くらいの価格で販売しています。

仮に品質がほぼ同じ場合、2倍のお金を払うのか?

これは人によって判断が分かれます。

ハイブランドのケースはとても豪華です。

総じて、日本のブランドはここまで高価なケースを使っていません。

※念のため補足すると、ハイブランドでも安いケースを使っていることがあります。

ハイブランドの商品を盲信してはいけません。

有名なブランドでも、「これは手を抜いているな」と思う指輪があります。

こういう指輪は避けた方が良いです。

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