お見積もり 合計1.0ctのエタニティリングの相場 現在と将来について。
2022年8月9日。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
お見積もりの依頼が続いています。
ダイヤモンドの価格が高くなっているので、以前納品した事例が参考になりません。
価格をお伝えすると、お客様の反応はそれぞれ違います。
① 今後も円安・インフレーションが続くかもしれませんね。今のうちに注文します。
② 想像以上の値上がりですね。予算を超えています。
だいたいこの2つのパターンのお返事が多いです。
このように円安・インフレはお客様に対する影響も大きいので、お見積もりの事例をブログに掲載することにしました。
参考になれば幸いです。
今、合計1.0カラットのエタニティリングを作った場合の価格について。
■ダイヤモンド×7個のハーフエタニティリングで考えてみましょう。
1個あたり0.15ct×7個=合計1.05ctになります。
直径3.4ミリのダイヤモンドが1個あたり0.15ct~0.16ctです。
① 鑑定されていないダイヤモンドを使う場合
② GIAか中央宝石鑑定所で鑑定されたダイヤモンドを使う場合
①と②によって価格が違います。
①は以下の基準でダイヤモンドを選んでいます。
Color D~F
Clarity VVS1~VS1
※通常の商品はCutについては基準を設けていません。
例えば、以下は鑑定されていないダイヤモンドを使ったフルエタニティリングです。
写真を見ると、ダイヤモンドが美しく輝いていることがよく分かります。
不変の美しいデザイン フルエタニティリング 直径3.0ミリのダイヤモンドを使いました。
②は今までIZURUが製作したエタニティリングの事例をご覧ください。
北海道のお客様のエタニティリング Dカラー IFやVVSのダイヤモンド
エタニティリング 1カラット 北海道のお客様のために合計1.14ctのエタニティリングを製作しました。
合計1.08カラット D VVS 3EXのダイヤモンド。ありったけの想いを注ぎ込んだエタニティリング。
このように鑑定されたダイヤモンドを使います。
次にそれぞれの価格についてご説明いたします。
① 鑑定されていないダイヤモンドを使う場合
合計1.05ctの場合、650,000円~700,000円(税込)を目安にお考えください。
2022年8月の価格です。
円安が進むと、価格は上がります。
② GIAか中央宝石鑑定所で鑑定されたダイヤモンドを使う場合
これは品質によって、価格の違いが大きいです。
参考例を書きます。
■0.16ct E VVS1 3Excellent None 7個
エタニティリング 900,000円~950,000円(税込)
■0.16ct E VVS2 Excellent None 7個
エタニティリング 850,000円~900,000円(税込)
このくらいの価格でしょうか。
こちらも2022年8月の価格です。
今のマーケットを考えると、この価格で見つかればラッキーという印象です。
今、製作中のレール留めのエタニティリングについて。
9個のダイヤモンドを使って、レール留めのエタニティリングを作っています。
画像をアップします。
4ヶ月くらいかけて、ダイヤモンドを集めました。
手前味噌ですが、よく見つかったと思います。
価格は950,000円(税込)です。
還暦のご夫婦のため、祝福の意味を込めて指輪を製作しています。
将来、エタニティリングの価格はどうなるか?
今、アメリカの中央銀行・FRBはインフレを止めるため金利を上げて、ドルの供給量を減らしています。
これらが功を奏して需要が減り、インフレが止まるかもしれません。
ただ、現在マーケットは以下のような状況です。
Ⅰ 戦争の影響でロシアのダイヤモンドの原石がストップしている。
Ⅱ 研磨をする職人が減っている。
より良い賃金を求めて、転職している人が多いです。
Ⅲ 円安のトレンドも継続するかもしれない。
このような状況を考えると、ダイヤモンドの価格が強気なのはしばらく続くかもしれません。
長くなりました。
参考になれば幸いです。