ゾッとするほど高価な婚約指輪を女性が希望した場合、男性はどうするべきか?
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前回『婚約指輪にお金を使いたくない男性に、女性はどう向き合うべきか?』という記事では、女性の味方の立場で記事を書きました。今回は、男性目線に立ってお伝えしたいことがあります。
仕事柄、色々なカップルとお会いします。
「お二人の新しい門出にお役に立てれば嬉しい」そう思いながら、全てのお客様に対して友情に近い感情を抱いています。
そんな中で、こんなシチュエーションに遭遇することがあります。女性が希望する婚約指輪の価格が想像以上に高く、男性が困ってしまう……という状況です。
女性が望む婚約指輪が予算を上回ったら?
お会いするお客様の中で5%くらいでしょうか。女性と男性で考えている予算が全く違うことがあります。
前回の記事で、“婚約指輪にお金をかけたくない男性”について書きました。今回は少し違って、“女性が希望する婚約指輪がとても高い”ケースです。この場合、男性が考えている予算は平均的・もしくは平均より少し高いことが多いです。特にオーダーメイドのご相談が多いです。
結婚を考えているお二人なので、男性も女性の好みは理解しています。比較的、余裕を持った予算を考えています。優しく素敵な男性が多いです。
だから、話は簡単に決まるかなと思うのですが、女性には諦めたくない婚約指輪があり、男性の予算を軽く上回ってしまうことがあります。そして、男性は困ってしまう。
男性と女性の違いを知っていますか?
どちらのお気持ちも分かるので、こういう場合は私が話を整理することが多いです。お二人とも私に対しては素直な気持ちを伝えやすいのかもしれません。
女性は婚約指輪を一生に一度の買い物と考える。だから、男性とズレが生じてしまう。新郎・男性に質問です。
■例えば、同僚や友人の婚約指輪や結婚指輪をちゃんと見たことがありますか?
今まで多くのカップルにお会いしましたが、ほとんどの男性は他人の婚約指輪や結婚指輪に興味がありません。反対に、女性は同僚や友人の婚約指輪や結婚指輪をよく見ています。
ブランドやダイヤモンドの大きさなどもチェックしています。男性から「え、そうなの?」と言われることがよくあります。そうですよね。気持ちはよく分かります。
女性は身近な人の持ち物をよく見ています。これは男女の違いです。女性は他の人の婚約指輪をよく見ているので、目が肥えています。そして、婚約指輪は一生に一度のモノだと気合いが入っています。
それゆえに、気合いが入りすぎてしまって、男性が考えていた予算を大きく超えてしまうことがあります。でも、女性の気持ちも分かります。ダイヤモンドの指輪を買う機会は少ないので、気合いが入るのは当たり前かもしれません。
こういう時は、なかなか話がまとまりません。
話がまとまらないときはクールダウンを
いったん、落ち着いて話しましょう。
男性という生き物は、結婚式・新居・新婚旅行など、“結婚”という事柄全体で予算配分を考えています。女性から見ると、「なぜ、私の気持ちを分かってくれないの?」と思うかもしれません。いえ、完璧ではありませんが、男性は女性の気持ちをわりと理解しています。
ただ、男性は婚約指輪を見ながら、結婚指輪・結婚式・新居・新婚旅行など、トータルの予算を計算しています。これらを考えると、婚約指輪に大きなお金を突っ込めないなと判断しています。
しかしながら、本音では「ほしい婚約指輪を買ってあげたい」とも考えています。そんな男心を分かってあげてください。いったんクールダウンして、男性が考えている本当の婚約指輪を確認しましょう。
結婚の適齢期。働き盛りの年代です。女性もそうですが、男性も仕事で忙しいです。複数のことを同時にこなせる女性とは反対に、男性は一点集中型と言われています。そのため、婚約指輪に対してそこまで興味がありません。どんなに優秀な男性でも同じです。
婚約指輪に対する価値観のすり合わせを
これも多くのカップルを見てきて気づいたことですが、男性が女性に伝えている予算はアバウトです。最初に考えていた予算は後で変わることはよくあります。
二人でお店に行き、初めて婚約指輪のスペックと価格を聞き、「高いな」とか「安いな」と感じます。何店か婚約指輪の価格を確認した後で、本当の予算を確認しましょう。
これはとても大事です。なぜなら、婚約指輪の購入に伴って、男性は「この女性と金銭感覚は合うのだろうか?」と確認しているからです。
この予算を基に女性は希望しているスペックの婚約指輪を買うことが出来るか確認してください。難しい場合は品質が高くて価格が安いお店を探しましょう。ハズレも多いですが、中には良心的なお店もあります。ブランドにこだわらなければ、ずっとお買い得な価格で婚約指輪を買うことが出来ます。
どうしても希望と予算が合わないときは未来の約束をする
当たり前ですが、上を見るとキリがありません。どこかでお二人の落としどころを見つける必要があります。
婚約指輪に対する女性の気持ちが強い場合、何を選んでも不安になってしまいます。そんなときは、「将来、もっと豪華な指輪をプレゼントするね」と言ってみてください。新婦は安心します。
もちろん、人生には色々なイベントがあり、きちんと約束を守れるか分かりません。ただ、男性が心を込めて話せば、女性は安心します。
男性の言葉を聞き、“一生に一度の婚約指輪”と緊張していた気持ちが和らぎます。温かい言葉って、本当に大事です。常日頃、女性は男性の誠実さをコッソリと見ています。婚約指輪と一緒に将来に向けて温かい言葉を言うと、とてもハッピーな気持ちで買い物になると思います。また、男性自身も結婚に向けて覚悟が決まります。
まとまらない文章ですが、この辺で筆を置きます。
(文 / 代表・石川祐吉)