フルエタニティリングがほしくなるとき

「フルエタニティリングは華やかで素敵だけど、日常使いのことも考えるとハーフエタニティリング一択だなあ」
そんなふうに考えていた私。私が指輪を買うとき、フルエタニティリングというのは選択肢になかったのです。でも最近では、ふとした瞬間にフルエタニティリングに惹かれることがあります。

私は普段、ハーフエタニティリングを人差し指につけているのですが……

あ、ちなみにこちらの指輪は、人差し指 Saint 合計0.20ct ゴールド(幅1.6mm / K18)。

人差し指用なので、少しダイヤが留めてある範囲が広めなのですが、手のひら側を見るとこんな感じ。

ハーフエタニティリングなので、手のひら側は地金です。
日常、ずっとつけっぱなしにしているので、ダイヤを気にせずに過ごせるハーフエタニティリングは絶対条件でした。

ほぼなることはないんですが、たま～にくるんと指輪が回転していることがあるのです。

そうすると、手のひら側がキラキラ。こうなっているのをみると「あら素敵！ 」と感じます。
フルエタニティリングなら、どの角度から見てもキラキラ。フルエタニティリングが愛される理由はこれか……と、たま～に指輪が回転してしまったときだけ、全部ダイヤ、いいなあ。フルエタニティリング、いいなあ。そんなふうに思います。

フルエタニティリングって、「気持ち」で決めるものだと思っていて。フルエタニティリングかハーフエタニティリングにするか、それってちょっと女性にとってのネイルに似ている気がします。ネイルもよく、「自己満足。自分が好きだからこだわる」そんなふうに言われますよね。人がつけているエタニティリングがフルなのかハーフなのか、それって、他の人からはほとんどわからないこと。フルエタニティリングを選ぶというのは、生活には必要不可欠ではない「ジュエリーを楽しむ」ということのずっと深いところなのかな、と。

フルエタニティリングが良いならフルエタニティリングにすればいい。
日常の気軽さを重視するなら、ハーフエタニティリング。
どちらにするか迷ったり、予算的に厳しい場合は、ひとまずハーフエタニティリングを楽しんで数年後にフルエタニティリングにリフォームするというのもありです。一本で、二つの魅力を楽しめる。

ただ、フルエタニティリングにするとサイズ直しができなくなるので注意が必要です。ハーフエタニティリングはサイズ直しができる、というのも大きな魅力のひとつ。年を重ねて指の太さが変わったときにサイズを変えられるのは圧倒的なメリットです。う～む、やはりハーフエタニティリングも負けず劣らず優れている。まぁ、そもそも比べるものではないのですが。

今日も愛しのエタニティリングをながめて、「変わらずキラキラだねえ」と褒めてみたりしながら暮らしている。ジュエリーっていいな、もっとほしいな、頑張って働こう、そんなふうに、やる気を出すきっかけになったりする。

「そうだ、フルエタニティリングを買おう」そう思う日は、遠くない未来にやってきそうな気がします。その日のために頑張ります。

（文・mamiko）