結婚指輪の選び方 幅(はば)について。
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2023年12月13日。
Webサイトをリニューアルしてから時間が経ちました。
どのような基準で結婚指輪を選んだら良いか?
お客様に話すことも少しずつ変わっているので、新たに記事を書きます。
今回の記事は「ダイヤモンドなし」のシンプルな結婚指輪を想定しています。
ダイヤモンドを多く使ったエタニティリングは、同じ幅でも「ダイヤモンドなし」より豪華に太く見えます。
エタニティリングの幅については、改めて記事を書きます。
まず、結婚指輪の幅(はば)について考える。
結婚指輪は末永く使いたい。
このようにお考えのお客様は多い。
しかし、結婚してから10年くらい経つと、手に似合わなくなるケースが目立つ。
なぜか。
結婚指輪が細すぎるからだ。
年齢を重ねると、細い指輪が似合わなくなることが多い。
お気付きですか? お祖母ちゃんが細い結婚指輪を着けていないことに。
ここにも書いたが、お祖母ちゃんは太い指輪を着けていることが多い。
指輪は手のサプリメントのような存在で、年齢を重ねた手を上品に見せてくれる。
20代の頃は肌がみずみずしく、細い指輪もよく似合う。
しかし、35歳~40歳になると、似合う指輪が変わってくる。
そのためか、アラフォーのお客様からエタニティリングのご注文をいただくことが多い。
私も40代前半なので、お客様の気持ちがよく分かる。
なぜ、細すぎる結婚指輪が売られているのか?
今、どこのお店に行っても、細い指輪が多い。
店員さんが「細い指輪は可愛く見えてオススメですよ」と話していたと聞く。
細い結婚指輪が多く販売されている理由は、コストを抑えるためだと考えている。
単純に計算して、幅2.0ミリと幅3.0ミリの結婚指輪を比較すると。
2.0÷3.0=0.66・・・
30%以上、地金のコストが安くなります。
今、色々なコストが上がっているので、各ブランドが粗利を増やしたい気持ちはよく分かります。
それでは、どのくらいの幅の結婚指輪がオススメなのか?
幅3.0ミリを基準に考える。
① 最初に幅3.0ミリを着けてください。
お似合いならば、幅3.0ミリの指輪をお選びください。
3.0ミリは基本となる幅で、長く使いやすいです。
② 幅3.0ミリが太いと感じれば、幅2.5ミリ前後の指輪をお選びください。
③ 幅3.0ミリが細いと感じれば、幅3.5ミリ前後の指輪をお選びください。
シンプルにこの選び方をお勧めしています。
指輪のサイズによって、結婚指輪の幅を決める。
他の考え方として。
お客様によって、指輪のサイズは大きく違います。
今まで製作した指輪で一番小さい物が2号、一番大きいものが30号だったと記憶しています。
サイズが小さい場合は幅2.5ミリ~3.0ミリ、サイズが大きい場合は幅3.0ミリ~3.5ミリをオススメしています。
上に書きましたが、30号くらい大きいサイズになると、幅3.5ミリ~4.0ミリの結婚指輪がお似合いになります。
男性は幅3.0ミリ以上のしっかりした指輪が似合う、と考えている。
結婚指輪のデザインはストレート・ウェーブ・Vの形をしていることが多い。
そして、ウェーブかVの形で幅が細いと、フェミニンな印象になる。
IZURUのウェーブかVの結婚指輪は、太く作っている。
プラチナやゴールドを少しした使わないと、「粘土が足りない、粘土細工」のような頼りない印象になります。
例えば、車のフェラーリが良い例です。
フェラーリは幅も大きくダイナミックな印象ですが、太っているように見えません。
地金を十分に使い、ボンキュッボンとした形に仕上げることによって、美しく見えるように設計しています。
男性がIZURUの結婚指輪を見ると、「今まで試着した結婚指輪は私の手に似合わなかった理由が分かりました」とおっしゃることが多いです。
このくらいでしょうか。
実際にお客様とお会いした際、このようなことをお話ししています。
参考になれば幸いです。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
よろしくお願いいたします。